観戦ポイントはここだ！


■ どこで観るのが一番いいの？

サーキットの中はとっても広いのでどこで見るのか迷ってしまいます。各コーナーごとに魅力がありますので予選の日に好きな場所を決めて決勝日に備えるのがいいでしょう。	↑メインストレートグランドスタンド

□ グランドスタンド・メインストレート(指定席S1･S2・A)

スタートの興奮とゴールの感動を味わうことの出来るポイント。指定席券が高価なので一番の観戦ポイントと思われがちですが、私、個人の意見としては、スタートとゴール以外は、ただマシンが高速で走りぬけていくだけで、レースの楽しさがほとんど無い、つまらないポイントです。予選日はここで観戦し、決勝は別の場所へ行ったほうがいいと思います。ただし、耐久レースではレース時間自体が長いのでスタートとピット作業やゴールを見ても、いろいろと他の場所も歩き回れるため、結構お勧めおすすめです。

□ １･2コーナー・S字コーナスタンド(指定席E・F・Ｇ)

1・２コーナーはスタートした直後のトップ争いやマシンのブレーキング競争、インの取り合いなど激しいバトルでコースアウトやクラッシュも見られるポイント。Ｓ字コーナーは、アルファベットの「Ｓ」の字のようになったコーナーで続く逆バンク・ダンロップを含めマシンのセッティングやドライバーのテクニックが判るコーナー。どの観客席も整備された、きれいなスタンドです。

□ 逆バンク・ダンロップコーナー(自由席)

逆バンクとはコーナーのバンク（傾斜）が外側が低くなっているように見えることから付いた名前写真撮影のポイントとしてもおすすめ。ダンロップコーナーは鈴鹿で最もハードな上り坂でマシンの迫力や音を体感できます。客席自体はマルタが埋めてある程度で野原状態で整備されていないので、山肌にシートを敷いて見ましょう。ダンロップコーナーの観客席は山になっていて、頂上付近では東コース全体が見渡せます。

□ デグナー(自由席)

観客席としては、特殊な場所にあり、なかなか行けないポイントです。私自身も鈴鹿に通いはじめて約10年目に始めて行きました。コースから遠く観戦しづらいポイントですが、コーナーが２つありオーバーティクポイントでもあるためアクシデントも多いポイントです。名前の由来は1964年、当時の名ライダー「デグナー選手」が転倒、マシンが炎上したため、この名前がついたそうです。

□ ヘアピンカーブ(自由席・指定席Ｈ席)

髪の毛をとめるヘアピンに形が似ているためにそう呼ばれるコーナー。シケインと同様にマシンのスピードがぐっと落ちる低速コーナー。進入ではブレーキングの勝負が見られます。極端にマシンが低速になりますから、鈴鹿一番の撮影ポイントでもあるため、管理人のＩＳＨＩＮＡの定番スポットです。

□ スプーンカーブ(自由席)

１．２コーナーと同じような複合カーブ、スプーンを上から見た形に似ています。出口に向かってきつくなる難しいコーナーです。高速で走り抜けていくマシンが見渡せます。ただし鈴鹿サーキットの中でメインゲートから一番遠くなので根性がなければ行けないポイント。

□ 西ストレート・バックストレッチ(自由席)

130Rに向けて各マシンがアクセル全開の激しいバトルが展開されます。Ｆ１やＭｏｔｏＧＰでは300Km以上の速度が出て本当のマシンの速さが見られるポイントです。あっと言う間にマシンが通りすぎていくので若干面白さには欠けるかも?
西コースのみで実施されるレースでは、スタートとラインとなります。立体交差からヘアピンに向かう途中の急ながけ道を降りていくと秘密の抜け穴があって丘になった観戦席に出られます。でも売店やトイレが遠いのが残念。

□ 立体交差・１３０Ｒ(自由席)

鈴鹿名物の立体交差のおかげで、逆バンクからのデグナーや西ストレートエンドで日本のコースでも屈指の超高速コーナー１３０Ｒが見渡せる、お得な観戦ポイント。１３０Rは2002年までコーナーの半径が130mだったので、こう呼ばれています。鈴鹿で一番の高速コーナー。観戦するにはトイレ・売店がちょっと遠いかな？野原ですが丘に折りたたみのイスでの観戦なら比較的見やすいポイントです。

□ シケイン(カシオトライアングル) (指定席Ｃ)

１３０Ｒを高速でかけ抜けて来たマシンが一気に減速するため、エンジンブレーキの爆音やタイヤスモークの焦げくささ、激しいブレーキングバトルや接触・アクシデントが見られる超迫力のポイントです。比較的すぐ近くでマシンが見られるため写真撮影ポイントとしても絶好と思いきやフェンスがあって撮影には、ちょっと不向き。2003年から改修されて４輪と２輪ではシケインの形状が変わります。

□ 最終コーナー(指定席Ｂ)

シケインからゴール直前の駆け引きが見られるポイント。シケインの突っ込みやメインストレートまで見渡せる最終コーナースタンド。とってもきれいでお勧めですが、日陰がなく日差しがきついので日焼け対策を忘れずに。

注）指定席はレースによって無料の場合も多くあります。

おすすめ観戦ポイント
１日ゆっくりレースを楽しみたい方へやっぱりここが一番、私のおすすめ。指定席券が必要ですが１・２コーナーのE席・F席スタンドがおすすめ。来るだけコースが見渡せる場所や２階席をキープすることがベストなのですが、東コースのほとんどホームストレートから逆バンクまで見渡せるうえ、Fニッポンなどのビックレースなら大画面のTV（サーキットビジョン）が用意され、さらにレース状況が良く分かります。また、E席F席はエリア指定なので他の人の邪魔にならなければ、レジャーシートを広げて横になりながらレースを観ることもできます。トイレや売店もすぐ近くですからカップルにもおすすめです。	↑Ｅスタンドからの風景